2024年6月8日 大滝沢
入渓(8:02)→F1(8:11)→大滝(8:48)→大滝巻き終わり(9:55)→ネコノ沢(10:21)→幅広6m滝(10:51)→ヒョングリ滝(11:02)→8m階段状滝(11:14)→小連瀑帯(11:22)→潜滝(12:50)→登山道→駐車場(14:57)
久しぶりに大滝沢を計画した。今回は時間が許せば「潜滝」まで行く計画だ。
当日は滑川温泉手前の滑川橋付近の駐車スペースで集合。
自分と会長とM山くんの3人で登る。入渓してすぐにF1の15m滝。
今回ここは右岸から登った。
F1をクリアしナメ床をしばらく歩くと若い5名のパーティに遭遇。東京方面から来たという。この時期に関東圏からここに来るのは珍しい。先を譲ってもらい前に進む。大滝に到着し5分程度休憩後、右岸の高巻きルートをとる。この日は慣れているメンバーなのでこのルートをとったが、初心者や慣れていない人がいるときはこのルートはオススメできない。このルートには滑ると下まで落ちる場所が2カ所あり、そこでは練習も兼ねてロープを出した。まだロープが手になじんでいないので少々時間がかかってしまった。大滝クリア後はスピードを少し上げ進む。連続して滝は出てくるが寒さで泳ぎを避けているせいか思ったよりスピードは上がらない。右岸のネコノ沢を越え、左岸のホラガイ沢も過ぎていく。幅広の6m滝に到着。中心右側に大きな木がかかっていた滝だ。木があった場所から手がかりを拾いながら登ってみたが岩がもろくおすすめできそうもない。ほかの2名は左岸より登った。次のヒョングリ滝は今回はムリをせず右岸より巻き道をつたう。次の階段状8m滝を左岸より越えると眺めの良い小さな連瀑帯に入る。連瀑帯の中心には漏斗状の逆三角滝がある。ここの右岸をヘツるつもりだったがなかなか難しい。M山くんはここを突破したが、自分と会長は泳いでクリアした。上空に吊り橋が見えてくると滝はほぼ終わりだ。潜滝まではまだしばらくあるので、ひたすら巨石の多い沢を登る。そしてカラダがくたびれてきたころにようやく潜滝に到着。
会では大滝沢の遡行は多いが、なかなかここまで来ることは少ない。自分も沢登りでは実はまだ2度目だ。通常はネコノ沢かヒョングリ滝、桶木沢から登山道に戻ることが多い。潜滝からやや戻り、登山道との交差付近でお昼とする。大滝沢の水は酸っぱくて飲料には適さないが、自分は水を持ってきていなかったので、沢の水でカップラーメンを食べた。カップラーメンにすれば味はさほど問題なかった。ここからは登山道を下るだけだ。以前は登山道が荒れて竹などで埋もれていたが、今日は草刈りがキレイにされていて歩きやすい。草刈りの苦労に思いを馳せながら感謝して下る。滑川温泉付近に到着すると吊り橋が見える。災害で破損した吊り橋が有料の吊り橋として復活している。吊り橋を下ってもOKだが今回はもう少し下流に下り、前川を飛び石で横断した。雰囲気を味わいたいなら吊り橋がよいかもしれない。前川を横断し道路に到着し山行は終了。今日の下界の気温は30℃近いがまだ今の時期の沢は冷たかった。夏には水の温度も上がり泳ぎの渓になるのでまた訪れたいものだ。
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