安達太良山・高森川支流 迷沢
国道115号 新岩弓橋付近停車スペース(6:06発)→迷沢出合(6:14)→4m滝(7:12)→階段状10段(7:23)→トイ状5m滝(7:47)→標高1230m付近の滑床(8:05)→左俣30m滝(8:16)→右俣20m滝(8:25)→右俣30m滝(9:03)→右俣20m滝下降完了(9:31)→停車スペース(12:10)
11月で寒いが、今年登りたい滝があったので鈴〇さんを誘って「迷沢」に行ってみた。この沢の下流部はそれほど面倒な滝はないが、上流部に連続して大きな滝がでてくる。
今回は限られた時間の中でこの滝の上流右俣の2つの滝を登って、そのままピストンで沢を下る予定だ。
この日は朝5:30に集合し6:00に出発。この時期は冬の足跡が聞こえてくる時期で、かなり冷え込んでいた。とにかく動かないと寒いので準備を早めにして出発。
▼登山道入り口の看板
仏沢の橋を渡りそのまま山道を進み、迷沢に入渓する。
▼仏沢の橋
▼迷沢に入渓
この時期は空気より水の中の方が暖かいので、沢登り自体はそれほど苦行ではない。そのまま晩秋で木々の葉が落ちている沢を黙々と進む。ときどき岸が高くなり、狭く暗くなる部分があるが、だいたいは開放的で、安達太良山の杉田川よりやや明るい印象がある。
▼迷沢の渓相
7:12頃に「4m滝」が現れる。ここは左岸の水線脇を直登する。
▼4m滝
次に7:23、「階段状の10m滝」到着。ここは左からも右からも行けるが、今回は左の右眼から登る。
▼階段状10m滝
このあたりになぜか「目印」がたくさんあったが、登山道があるわけでもなく理由は不明。
▼沢の岸に目印
ナメが連続している部分に「小さな噴水」があった。
▼ナメ
▼ナメの中の噴水
当会の河〇さんの以前の報告ではこの画像を「トイ状5m滝」としていたが、どうみても「トイ状」ではなく「4m斜滝」に見えていたので不思議に思っていた。
しかしこれを登ってみるとその理由がよく分かった。
この「4m斜滝」の上は不思議な「トイ状」の水線が続いていたのだ。
▼4m斜滝
▼4m斜滝上のトイ
7:58頃 標高1200m付近の「ナメ滝」。
▼1200m付近のナメ滝
ここからしばらくキレイなナメが続く。
▼ナメが続く
ゴーロが出てきて、わかりにくい「二股」に到着する。
▼ゴーロ
▼わかりにくい二股
二股から左俣の30m滝が見える。
▼左俣30m滝
今日は登らないが、また来る予定なので滝をチェック。
チェック後、二股を右に進み「右俣の20m滝」に到着。
▼右俣の20m滝
ここはしたたるくらいの水しか落ちていないので、どちらかというと岩登りのような感じである。 本日のメインの1つはこれを直登することだ。
難しくはなさそうなので、ザックを背負ったまま自分がリードする。
真ん中の出っ張った白い岩のすぐ左を登る。ちょっとヌルヌル感があったが問題ない。中央まで登ったら左へ平行移動し右岸の灌木にビレイをとる。そこからまた中央に戻り、白い岩の左筋を直登する。おおよそ4分の3登ったあたりで、ハーケンを1枚打ちビレイをとる。そしてそのまま直登し滝の上部に立つことができた。
滝の上部には灌木があるのでそれを使ってセカンドをビレイする。鈴〇さんも問題なくスルスルとビレイを回収しながら登ってくる。
▼右俣20滝 上でセカンドを確保
滝の上でロープを整理し次へ進むと9:03にすぐ次の右俣30m滝が見える。
▼右俣30m滝
ここもできれば直登したかったが、今回は協議の結果やめることにした。
その理由は「寒さ」。
先ほどの20m滝も登っているときに手がかじかんで、うまく岩がつかめなかった。
二股に着いたころから気温が一気に下がり、寒さが辛くなってきていることがおおきな理由だ。
この30m滝も見た感じでは中央を直登できそうだったが、寒さには勝てないので、右俣の30m滝は、写真だけを撮って、今回はそこから戻ることにした。
▼右俣30m滝の下からの画像
まずは20m滝を懸垂下降し、そこからゴーロを急いで下り二俣を越えると気温があがり少し落ち着いた。
▼右俣20m滝懸垂下降準備
▼右俣20m滝懸垂下降完了
あとは沢を下るだけだが、ヌルと落ち葉で滑りやすくなっているので注意しながら下るが、それでもお互い足を滑らせて転んで水に浸かり、冷たい思いをする。
▼下りは注意
▼山の境界杭のようなものを発見
止まるとカラダが冷えてくるので急いで下るが帰りは長く感じた。
ようやく車にたどりついて急いで濡れた服を脱いで一息つく。
▼仏沢の橋を渡ると車はすぐそこ
今回は1つしか滝が登れなかったが、次回は宿題の滝を登りたい。
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